2008年10月29日水曜日

コサメビタキ、サメビタキ、エゾビタキの識別

ヒタキ3種の識別は、ときには混乱することがある。たくさんの個体を見て、ポイントをしっかりおさえることが重要ですが、見た印象はやがて薄れていくので、写真に撮っておくのがお薦め。でも、正確に、精細に写し取っていなければ、余計に混乱を招くことになる。以下、3種の精細写真を示しますので、どこが違うのか、じっくり観察してください。

コサメビタキ(Asian Brown Flycatcher)















































































サメビタキ(Dark-sided Flycatcher)





























































































エゾビタキ(Grey-streaked Flycatcher)












































2008年10月20日月曜日

Papua New Guinea 探鳥記-2



















ニューギニ航空の尾翼の鳥マークは
この鳥、アカカザリフウチョウです。
Raggiana Bird of Paradise








Blue-winged Kookaburra
アオバネワライカワセミ






Rufous-bellied Kookaburra
チャバラワライカワセミ










Sacred Kingfisher
ヒジリショウビン






Dollar Bird
ブッポウソウ





Marbled Frogmouth
チャイロガマグチヨタカ











Yellow-billed Kingfisher
キバシショウビン
鳴き声は、アカショウビンそっくり




Brown-headed Paradise Kingfisher
チャガシララケットカワセミ
この鳥が撮れたのが最大の収穫。










Forest Kingfisher
モリショウビン
2003年10月に撮影したもの









Azure Kingfisher
ルリミツユビカワセミ
2003年10月撮影









Papuan Frogmouth
(male)
パプアガマグチヨタカ









Papuan Frogmouth
(Female)











Port Moresby空港の入国審査
ロビーに掲げられているパプア
ニューギニア部族のマスク




Sing sings Showの一部
Mt.HagenのシンシンShowは
非常に有名で、何十という部族が
極楽鳥の羽などの豪華な飾りと
色鮮やかなボディペインティングで
現れて踊る。


Port MoresbyのHotel近くでの
青空市場。各地から持ち寄った
蘭などの美しい花や民芸品が
売られている。

2008年10月17日金曜日

Papua New Guinea 探鳥記-1

地球上最後の秘境、極楽鳥(フウチョウ)の国、カワセミ類発祥の国などと呼ばれるPapua New Guineaの魅力にとりつかれて、本年8月に3回目(第一回2000年、第二回2003年)の探鳥に出かけました。成田を夜9時に発つと、翌朝4時(現地時間、時差1時間)に首都Port Moresbyに到着します。空港近くのAirways Hotelで朝食、ホテルの庭で探鳥の後空港に戻り、国内線で中央高地Mt.Hagenに向け飛び立つ。約1時間の飛行で、4000m級の山々に囲まれたMt.Hagenに到着。そこから約1時間、マイクロバスに揺られて探鳥地のKumul Lodgeに着く。標高は2700mで、急いで歩いたり、坂道を登ると息切れし脈拍も上がるので注意。部屋割りのあと、中央休憩室2階で昼食をとる。食堂の横にベランダがあり、そこから庭が見渡せ、至近距離で餌場などにやってくる鳥たちを楽しむことができる。大はチャイロカマハシフウチョウ、オジロオナガフウチョウからカンムリハナドリ、キクビワインコ、アオガオヤマミツスイ、キホオミツスイ、オオセスジミツスイ、タイワンツグミ、ハイムネバト、シロハラアナツバメ、ミヤマオオギヒタキ、ハジロパプアヒタキ、キエリモズヒタキなどが入れ替わり立ち代りやってくる。Kumulu Lodgeから車で1時間ぐらいの山間部では、早朝、極楽鳥の一種コフウチョウの求愛ディスプレイを、また、別の山間ではアオフウチョウとカタカケフウチョウが遠くの餌場の大木にくるのを観ることができた。3日間の滞在中に60種の鳥に出会えた。Mt.Hagenを後にして、次は、首都Port Moresbyの空港近くのEla Beach Hotelに3泊しての探鳥である。初日は、Varirata国立公園で、国鳥のアカカザリフウチョウの集団ディスプレーを見るため、Hotelを5時に出発、6時に現地に到着、道路脇の森に入るなりアカカザリフウチョウのにぎやかな鳴き声が聞えてくる。あちらこちらで美しいアカカザリフウチョウの求愛ディスプレイが始まっている。写真に撮るにはまだ暗く、感度(ISO)をいっぱい上げての撮影となる。1時間以上観察しただろうか、だいぶ静かになってきたので森を後にし、来た道を1kmほど引き返した別の場所で、今度は、パプアニューギニアの固有種であるチャガシララケットカワセミを探すことになる。薄暗い森を少し入ったあたりで、ガイドのダニエルがチャガシララケットカワセミを発見、真っ赤に輝く小さな宝石といった感じ、すぐに姿を消してしまうが、ダニエルがすぐあとを追ってまた見つけてくれる。何回か繰り返すうちに、やっと直ぐ近くに止まってくれ、デジスコでほぼ完璧に写真に収めることが出来た。また、直ぐ近くの明るい森で、ダニエルがチャイロガマグチヨタカを見付けてくれた。木の又のところに完全な保護色で止まっていて、それを見つけ出すガイドの眼力には恐れいった。公園内でそのほか、キバシショウビン、ヒジリショウビン、アオバネワライカワセミ、チャバラワライカワセミ、ブッポウソウなど沢山の鳥を見ることが出来た。午後はパシフィックアドバンティスト大学構内での探鳥. 池の周辺でしばらく探鳥の後、構内のネムの木の大木でパプアガマグチヨタカのペアーを観察。これもすばらしい擬態で、ガイドに指摘されなければ到底見つけられないところだ。首都近郊の低地で出た鳥は70種を数えるが、ここでは主だった鳥を紹介するにとどめた。先ずは、写真を見ていただくとしよう。
付記 今回のツアーでは、ワイバードの中野泰敬氏と金原誠一郎氏に大変お世話になりました。
Brown Sicklebill
チャイロカマハシフウチョウ





Brown Sicklebill
(male)










Brown Sicklebill
(Female)






Ribbon-tailed Astrapia
(male)
オジロオナガフウチョウ
オスの亜成長








Ribbon-tailed Astrapia
(male)






Ribbon-tailed Astrapia
(male) 完全成鳥










Ribbon-tailed Astrapia
(female)











Crested Berrypecker
カンムリハナドリ










Brehm’s Tiger Parrot
キクビワインコ






Common Smokey Honeyeater
キホオミツスイ











キホオミツスイ
興奮すると顔が真っ赤になる






Belford's Melidectes
アオガオヤマミツスイ






Island Thrush
タイワンツグミ






クスクスの仲間
有袋類






Grey-streaked Honeyeater
オオセスジミツスイ











White-winged Robin
ハジロパプアヒタキ






Regent Whistler
キエリモズビタキ






Blue Bird of Paradise
アオフウチョウ










蘭の一種












蘭の一種