2007年12月30日日曜日

探鳥スポットアメリカ編(2-1)山間部の鳥たち


ア リゾナ州東南のメキシコとの国境近くの山間にはElegant Trogonを始め、Spotted Owl, Northern Pygmy Owl, Painted Redstart, Acorn Woodpecker,
Red-faced Warbler, WesternTanager, Scott's Oriole, Hepatic Tanager, Black-headed Grosbeak, Mexican Jayなど色とりどりの珍鳥が出現し、全米でも有数の探鳥スポットになっています。

ウツクシキヌバネドリは名前の通り非常に美しく、全米でも最も人気のある鳥です。私たちが最初にこの鳥に出会ったのはもう10年以上前のことで、それ以後、ほとんど毎年お目にかかっており、繁殖前の行動、生態がぼつぼつわかるようになりました。






Chiricahua山中で偶然見つけたかわいいフクロウ、ロッキースズメフクロウです。止まっている枝の下を通り過ぎても知らん顔、ほんとにかわいかったです。










Miller Canyonの麓から上り坂を3kmほど行ったところの杉の木にヨコジマアメリカフクロウのオスとメスの番を発見、デジタルカメラで撮影。珍鳥の一種で、ほかでは、Sheelite Canyonでも見られます。



ドングリキツツキは樫の木が多いMadera Canyonに沢山居ます。
アメリカスズカケノキに穴を開け巣作りをしますが、ロッジ近くの電柱にも沢山穴を開けています。繁殖期には、親に餌をねだる雛のかわいい姿があちこちで見うけられます。







カタジロアメリカムシクイはアメリカでも生息域はアリゾナ州のメキシコとの国境辺りの川筋や山間部に限られています。10年前にはツーソン郊外の公園でも春先に見られましたが、今では見れません。



アカガオアメリカムシクイも希少種ですが、Mt.LemonのローズキャニオンLake周辺やマデラキャニオンの渓谷沿いで見つけることができます。










ニシフウキンチョウ。夏には、頭部がさらに赤くなる。Mt Lemon頂上ちかくのロッジで聞いた美しい囀りは忘れられません。




レンガフウキンチョウ。Chiricahuaのロッジ近くで撮影。スズカケの木の横枝に巣作りしていて、メスが抱卵中でした。




セグロムクドリモドキ。コウライウグイスに似た美しい鳥なのに、ムクドリモドキとは、可哀想です。樹冠部での囀りは実にすばらしい。








チャバライカル。英名を直訳すると、ズグロイカルなんだがね。
春先には低地のユウカリ林などにもいるが、夏場は、山に上がり、きれいな囀りを聞かせてくれる。




Mt.LemonやMadera Canyonに多いメキシコカケス。人懐っこく、ピクニックテ-ブル近くにまでやってくる。

2007年12月4日火曜日

季節の野鳥ー秋から冬

大阪府下の山間部から平地に秋から冬にかけて飛来する鳥たちをご覧ください。夏にシベリアや中国の東北部、北海道や本州の高山地帯で繁殖する鳥たちで、一部は東南アジアまで渡りをします。 ジョウビタキ、ノゴマ、ルリビタキ、ビンズイ、ベニマシコ、オオマシコ、カヤクグリ、アトリ、オシドリ、ウソ、ツグミ、シロハラ、トラツグミ、シメ、アオバト、マヒワなどです。

奈良県の崇神天皇陵の濠は沢山のオシドリが飛来するので有名です。ときには、カワセミも見られます。





今年も箕面ビジターセンター周辺にアトリの大群がやってきました。もっぱらモミジの実を啄ばんでいました。





秋の渡り途中に北千里の樫の木公園にやってきたノゴマです。
来年もまた元気な姿を見せてほしいものです。





箕面万博記念の森に現れたオオマシコです。関西では、なかなか見ることができない珍鳥です。昨年は金剛山や葛城山に沢山飛来しました。










冬になると、豊中市の服部緑地公園や吹田市の万博記念公園などに数十羽の群れで飛来することがあります。朝日を浴びて輝くアオバトの姿は見事です。








ホオジロの仲間のミヤマホオジロです。黄色と黒のコントラストの美しい鳥です。たった一羽がアオジに混じって千里の高町池横の林に現れました。




ツグミの仲間で一番大きいトラツグミ。箕面、服部緑地公園、大阪城公園などでみられる。





低山から平地の薄暗い林で普通に見られるツグミの仲間のシロハラで、クワッ クワッと鳴く。






大挙して飛来するツグミ。木の実のほか、地上でミミズや昆虫類を食べる。






妙見山に飛来したシメ。大きな波形を描いて飛ぶ。











毎冬、箕面ダム周辺に飛来するベニマシコです。ヤシャブシやセイタカアワダチソウの種子などの他、スイカズラの実なども食べます。メスは薄茶色の地味な色合いです。





幸せを呼ぶ青い鳥として人気のあるルリビタキです。関西の山間部で越冬する個体数はかなり多いようです。箕面ビジターセンター裏の川原でも毎年2~3個体が越冬します。










日本特産種のカヤクグリ。このところ毎年、箕面の谷沿いの藪で見かける。




本亜種ウソ。金剛山や箕面に毎冬やってくる。ウツギなどの木の実のほか、木の芽や花芽も食べる。






人懐っこいジョウビタキ。山地から平地まで明るく開けた場所に現れる。

2007年10月9日火曜日

日の岬タカ渡り’07


和歌山県日の岬は本州のタ
カ渡り南コースに位置し、毎年9月下旬から10月にかけ大勢の鷹見客で賑わいます。今年は10月6日が当たり日で早朝から直ぐ北側の海上から浮かび上がるようにハチクマが、また東よりの方向からはサシバの群れが飛来し、頭上で旋回をはじ め、上昇気流に乗って西方に流れる姿を繰り返しくりかえし堪能ができた。
サシバは渡りの主役で、集団で飛来しタカ柱を作ります。







ハチクマはサシバと並んで渡りの主役ですが、あまり大きな集団で飛んでいるのを見たことはありません。






ノスリは、渡りの終盤を告げるタカです。渡りをしないノスリも居ます。







ハヤブサは、渡りの時季に、渡りの小鳥の集団を狙って襲撃します。非常に精悍な鳥です。







チゴハヤブサはハヤブサとならんで小型のタカであまりにもスピードが速く、あっという間に眼前を通り過ぎ、いつも写真は後姿になってしまいます。




コグンカンドリが渡りの群れに混じって飛来したのははじめてで、大変ラッキーでした。

2007年10月1日月曜日

探鳥スポットアメリカ編(1-2)子育て

AguaCalienteで観察される子育ては、ハチドリ、ベニタイランチョウ、アメリカツリスガラ、サンボテンミソサザイ、マルハシツグミモドキ、クーパーハイタカからアメリカワシミミズクまで多種多様です。

抱卵中のアカハシハチドリ(母親)。巣は、ピンポン球がちょうど入るほどの大きさです。4月から5月にかけ、ハリエンジュの林内にいくつも巣作りしますが、よほど注意して探さないと見つけられません。

アカハシハチドリの雛2羽が親を待っているところです。







ベニタイランチョウの雛と母親。メス成鳥は、脇から腹部にかけて薄赤色です。






子育ては、メス、オス交代で行います。父親がやってきました。







かなり大きくなった雛です。









巣にやってきたアメリカツリスガラです。








クーパーハイタカの雛4羽がユーカリの横枝上の巣で動き回っています。






椰子の葉陰で子育て中のアメリカワシミミズクです。父親は数m以上離れたところで雛を見守っています。



2007年9月21日金曜日

探鳥スポットアメリカ編(1-1)ツーソン郊外の鳥たち

ここは、アリゾナ州のツーソン郊外にある自然 公園AguaCalienteです。湧き水が流れ込んでできた美しい池を中心に、周囲には、ワシミミズクが繁殖する立派な椰子林があり、又、公園内のハリ エンジュの森では、ハチドリ、アメリカツリスガラ、ベニタイランチョウ、ショウジョウコウカンチョウ、レンジャクモドキ、サボテンミソサザイ、マルハシツ グミモドキ、シマセゲラ、ニシフウキンチョウなどの小鳥類からオオミチバシリや、クーパーハイタカなどの猛禽類まで年間100種以上も見ることができる鳥の楽園です。

アカハシハチドリは平地から丘陵地まで普通に見られ、光の方向によって青紫に輝く美しいハチドリです。4月から5月にかけて公園内の数箇所で巣作りしています。通常、2羽の雛を育てます。


オオミチバシリはアリゾナを代表する鳥の一種です(州鳥はサボテンミソサザイ)。獲物のトカゲなどを追っかける姿は見ものです。すばやい走りで有名ですが、危険が迫ると20~30m飛ぶこともできます。夜は、ハリエンジュの木に上がって巧く身を隠して寝ているようです。

アメリカササゴイは撒き餌をして魚をとることで有名です。嘴の先端に小さな虫をくわえています。






ショウジョウコウカンチョウはほとんどの州にいますが、アリゾナ産が最も赤いと言われています。特徴的な鳴き声で、その居場所がわかります。




クーパーハイタカはツーソン郊外でよく見受けます。ホテルの庭や住宅街、公園などの大木に枯木や木の葉を敷き詰めて巣作りします。子供は、通常4~5羽います。









ハゴロモガラスです。池の中のヨシハラで巣作りします。






ツーソン郊外で最も普通に見られるキツツキのサバクシマセゲラです。主に、ハシラサボテンに穴を開けて巣作りします。










ベニタイランチョウです。はじめてツーソンを訪れ、この鳥を見た人は皆その赤さに驚きます。赤というより朱色です。ハリエンジュの二股に分かれた横枝の股のところに巣作りします。繁殖期のオスの空高く舞い上がっての求愛飛行は見ものです。

アメリカワシミミズクです。ほとんど毎年ツーソン郊外の公園で繁殖しています。春には、2羽の子供と一緒にいる姿をよく見受けます。早朝、凄みのある吼えるような鳴き声を聞くことがあります。







ニシフウキンチョウは4月から5月にかけて低地の林で木の実(Gray Thornの黒い実が大好き)を食べて過ごしますが、夏には山に上がって見られなくなります。頭の色も夏には真っ赤になり、繁殖期の囀りは見事です。